皆さんこんにちは。
番犬ジョージです。就活、転職活動を通じて、感じたプロダクトデザイナーになるためにすべきことをまとめてみました。大学入試で実技のなかった皆さんもそうでない人もぜひ活動の参考にしてみてください。
※今回は中長期的な目線でのすべきことを記事にまとめています。
①スケッチは描けるようにする
初歩的ですがスケッチは描けるようになりましょう。最低限のレベルとしては、造形のアイディア展開において自身の意図が伝えられるレベルです。時間をかけて1つのアイディアを描くというよりは、短時間で多くのアイディアを描けるようになりましょう。シドミードや清水吉治さん程の画力は必須ではありませんが、スキルは高ければ高いほど良いと思います。
昨今3Dモデリングでのレンダリング表現が主流になっていますが、だからこそ手描きのスキルが重宝されているように感じます。実務でもデザイン開発の初期段階は手書きで造形アイディアを展開しています。
②良質なコンセプト立案を意識する
以前の記事にも書きましたが、コンセプトは非常に重要です。現場の採用担当の方はアウトプットはもちろんのこと、アウトプットに辿り着いた根本的な考え方や背景にも注目します。こちらに関しては、以前紹介していますので参照してみてください。
③造形力を鍛える
プロダクトデザイナーを志すなら造形力も鍛えておいたほうが良いです。造形観点でのアウトプットの質の高さは、プロダクトデザイナーとして必ず求められます。また、デザイナーはアーティストとは違い造形意図を説明できないといけません。普段から意図をもってデザインするように心がけましょう。
造形の上達方法は前回の記事でご紹介していますので、こちらを参考にしてみてください。
④一貫性のある考え方をみにつける
ビジネスの場においては、課題発見からアウトプットまで、ロジックの通った説得力のある考え方が身についていないと相手にされません。それはデザイナーも例外ではなく、「なんとなく」や「流行りだから」では通用しません。
一貫性のある考え方ができると、芯の通った説得力のあるアウトプットができます。現にプロのデザイナーは細かくロジカルにコンセプトやデザインを検証し、質の高い製品を生み出しているのです。
逆にこれができていないと、ちぐはぐで意図が感じられないアウトプットとして受け取られてしまいます。
⑤幅広い知識や経験をえる
最後になりますが、今日ご紹介した中で特に大切な内容のご紹介をします。インハウスデザイナーとして仕事をする中で、最近強く感じることがあります。それは物事を知らないとデザインをするには限界があるということ。
人は何か新しいアイディアを生み出すとき、自身の知識や経験をベースに発想します。これは課題を見つけるとき、コンセプトを考えるときも同様です。
例えば、経済格差やジェンダーの問題などの社会課題、世の中の兆候は課題発見するのに役立ちます。また、日本人の美学、西洋の哲学などはデコンセプト立案のヒントになったりします。思い出や感情と結びついた体験や経験はデザインのネタになります。
遠回りしているようだけれど、デザインとは直接関係のない座学でも将来の肥やしに必ずなります。長い学生生活、いろんな経験をしてみてください。
終わりに
コツコツ地道に努力をすれば必ずスキルは上達します。自身を信じて楽しく頑張ってください!今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございます。
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