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【就職試験】デザインプレゼンで大切なこと

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つい先日、学生を対象とした就職試験を兼ねたデザインプレゼンを聞く機会があり、いくつか勿体ない。と思うことがありました。クリエイティブ系の職種を目指すのであれば避けては通れない、自身のアイディアや考えをプレゼンする試験。今回は傍観した立場から、プレゼンの際に気をつけたいことをまとめました。

①人は印象が第一

人は印象がとても大切です。特に初対面の人に対しては話し方や声のトーンで、その人を印象として感じとってしまいます。
明るくハキハキ喋れた方が、相手に印象がよく写ります。

就職面接では実力に加えて、働く仲間として一緒に働きたいかどうか?という目線でも、少なからず見られています。
あなたは明るく前向きそうな人と、感情の起伏がなく淡々としている人とどちらの人と働きたいですか?

もちろん実力があったうえでの話です。採用者を判断する材料に直接絡みませんが、採用する側も人なので印象は大切です。

②提案やアイディアにたどり着いた経緯

あなたは自身の考えたアイディアをきちんと説明できるでしょうか?
最終アウトプットにたどり着いた経緯や理由はきちんと説明できるようにすることが大切です。

デザインに対する志望者の姿勢や考え方、思考のプロセスを把握したいと面接官は思っています。
掲げた課題に対して、なぜ自分のデザインが良いと思ったのか?
意外とプレゼンで深いところまで語られる場合が少ないので、プレゼン後の質問でも面接官から質問されることが多いです。
着眼点や普段気を使っていることを面接官は探ってきます。それほどアウトプットにたどり着いた経緯は重要なのです。

注意したいのは質問に答えられているようで、答えられていないパターン。相手が聞きたいことに対してきちんと回答できていないということです。

例えば、「面接官:このイスはなぜ、このような形状にしたのですか?」「志望者:優しく丸みを帯びた形状にしたいと思ったからです。」「面接官:・・・・。」

この場合は、なぜ丸くする必要があったのか、コンセプトに対してアウトプットに至った経緯を知りたがっていることが多く、ちゃんと説明することが求められています。

仕事の場でもアウトプットに至った理由を説明する場面は多くあります。デザイン部内だけでなく、開発部門、企画部門に対して自分のデザインを説明できなければなりません。商品開発の際は多額の投資がかかるため、デザインの狙いやメリットを相手へ説明し、説得してデザインを推し進めなければなりません。

③プレゼンまでの時間配分

デザインの課題が与えられてからプレゼンまでは非常に短時間で、

いつものデザインワークにかけられる時間と比較すると非常に短いです。

そのためか上手くまとめられず、浅いデザインアウトプットになってしまう学生さんが多く見受けられます。

デザイナーの就職試験で私が1番時間をかけた方が良いと思うのは、ビジュアルコミュニケーションの部分だと思います。

それはプレゼン資料のグラフィックや情報の整理、提案物のビジュアルのクオリティなどです。

デザイナーはビジュアルの表現でアイディアの魅力を相手へ訴求し、共感を得なければならないからです。

ありきたりなアイディアしか思い浮かばず、自身の中で納得がいかなくても時間が許さないので有ればビジュアル作りに進むべきだと思います。

いくら着眼点がよく、面白いアイディアだったとしてもビジュアルがイマイチだと良さが伝わりません。

時間がないのはどの受験者もみんな一緒です。短時間の間にビジュアルも含めてどう上手くまとめられるかが大切です。

逆にこれができていると受験者の中でもより魅力が引き立つと思います。

最後に

最後にまとめです。

①明るくハキハキと!第一印象が大切です。

②デザイン意図やたどり着いた経緯はきちんと話せるようにしましょう!

 (なんとなく思いついた。みたいな部分が少しでも有れば、後付けでも良いのできちんと筋道を立てましょう)

③デザインワーク時間が短いので、最終アウトプットのクオリティが下がらないように注意しましょう!資料をまとめ上げるスキルも見られています。

数年の努力をぶつけるチャンスは、ほんの数分、ほんの数時間です。

今回挙げた事項を網羅すれば100%道が開けるほど簡単なことではないですが、

運を手繰り寄せることは可能だと思います。

皆さん、頑張ってください。

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