みなさんこんにちは。
今回はプロダクトデザインについて解説しようと思います。
プロダクトデザインとは
プロダクトデザインとは、主にモノを対象としてデザインすることです。一口にモノといっても、昨今ではモノが指し示す対象は広がりをみせています。例えば、アプリやwebなどのソフトウェア、サービスなど実態がないものに対してもモノと定義する場合があります。そのため、ソフトウェアのデザインに関してもプロダクトデザインと呼ぶ場合があります。実際にメルカリでは、お客様に提供している自社のアプリやサービスをプロダクトと呼び、それをデザインする行為をプロダクトデザインと呼んでいます。
そのような背景があるため、最近ではプロダクトデザインが指しているデザイン対象はとても広く、抽象的に捉えられてしまうことがあります。
家電をデザインすること、アプリをデザインすること、椅子をデザインすること、布地の製品をデザインすること。プロダクトデザインは、これらを総称している言葉なのです。
インダストリアルデザインとは
プロダクトデザインに類似する言葉として、インダストリアルデザインという言葉があります。インダストリアルデザインはプロダクトデザインに内包される考え方だと捉えてください。
インダストリアルデザインとはモノの中でも実体があり、且つ工場で量産される製品をデザインすることを指します。つまり、ハンドメイドとは違い、工場で同じものを効率的に大量生産されている製品をデザインの対象とします。具体例としては、下図以外にも時計や生活雑貨など、様々な製品が挙げられます。このような製品のことを工業製品と呼びます。
この事例には、あえて家具を入れませんでした。家具はハンドメイドで作っている場合もあり、ややインダストリアルデザインとは毛色が違う部分もあるので、今回は外しています。
最後に
世の中には○○デザインという言葉が多く存在し、混乱をまねくことがあると思います。中には造語もあり、一般的な言葉としてデザイン界隈でも浸透していない言葉が多くあります。様々なことがありますが、名称ではなく何をデザインするのか?といった本質を見極めるようにしましょう。
コメント