椅子をお探しのみなさん、これから10年は使うであろう椅子を少しだけこだわってみませんか?
誰しも自分が暮らす空間の質は高めたいと思うもの。それゆえにオシャレなデザインの椅子を探し求めるのだと思います。
確かに椅子は空間の中で象徴的な存在であり、人の目を引きやすくインテリアの仕上がりや雰囲気に強く影響を与えます。そのため椅子選びの質が、空間の質を左右すると言っても過言ではありません。椅子選びは、広くものを知ってるか、知っていないかで選択肢が大きく変わってきます。
これを機に多くの人が使っている大手メーカーの椅子以外の選択肢を手に入れましょう!この記事では世界的に評価を受けている家具メーカーの椅子で、シンプルなモダンデザインのものをご紹介します。一生物の椅子を選んでみませんか?
以下で紹介する椅子はすべてFLYMEで購入が可能です。
①マルニ木工:HIROSHIMA
HIROSHIMAはプロダクトデザイナーの深澤直人さんがマルニ木工のためにデザインした椅子です。
HIROSHIMAはデザインの美しさと座り心地が広く評価されている椅子です。柔らかな曲面と精緻なエッジが共存し、人に優しそうなフォルムでありながら緊張感が漂うデザインです。 Appleの本社ビルであるアップルパークで数千脚採用されているほか、2023年に開催された広島サミットでも採用されており、2008年の発売からコーディネートの場が広がり続けています。発売から16年が経ちますが、現在に至るまで廃れることなく流行に左右されないデザインであり、永く付き合っていく椅子として良い選択肢だと思います。
マルニ木工は広島発祥の老舗メーカーで、世界を代表するプロダクトデザイナーによる洗練されたデザインと、「木」を知り尽くした職人たちの高い技術、そして日本人特有のモノづくりに対する姿勢と美意識により、高品質な家具をつくるメーカーです。
②KARIMOKU CASE:A-DC01
A-DC01は建築家の芦沢啓治さんによってデザインされた椅子です。
HIROSHIMAのように彫刻的な造形ではないのですが、侘び寂びを感じさせる落ち着いたデザインで一味違う魅力があります。大きな背もたれと広い座面を主役として、端正に組まれた構造体は淑やかさがあり品のあるインテリアを演出してくれます。
KARIMOKU CASEとは日本を拠点に設立されたライフスタイルブランドで、日本有数の木製家具メーカー「カリモク家具」が立ち上げました。建築という枠組みから特定のニーズや構造を思考し、その空間を構成する家具やディテールを思い描くというデザインアプローチをとっています。そのためKARIMOKU CASEの家具はプロダクト単体としての存在の強さやクセがないため、空間との調和に優れておりインテリアコーディネートしやすいのが特徴です。
A-DC01はKARIMOKU CASEの思想をもとに渋谷ブルーボトルコーヒーの計画に合わせてデザインされています。モダンでハードな店内インテリアとの相性と公園内のカフェとして長くゆったりと座れることを目指して製作されました。確かに安定感のありそうな広い面積の背もたれや深く腰を掛けられそうな奥行きのある座面、アームレストがなく、立ち座りや動線の確保に配慮されている点など、ブルーボトルコーヒーの店舗条件に合致しています。延床面積が大きくとれない首都圏住宅のダイニングにおいても問題なく選べる一脚です。
③ARIAKE : Ariake Arm Chair
Ariake Arm Chairはシンガポールのデザイナー、ガブリエル・タンがデザインした椅子です。
背もたれ以外は丸い形の断面をした木で組み上げられており、要素を削ぎ落としたシンプルな佇まいをしています。細身で抜け感もあり、圧迫感を与えないデザインで、部屋の中に「そっ」とさりげなく置いておける椅子です。そのため、ダイニングテーブルに椅子を並べても、重さのある雰囲気にならず軽やかなダイニングにすることができます。
ARIAKEは国内外のデザイナーを採用しグローバル展開している家具ブランドです。佐賀県諸富町(もろどみちょう)のレグナテックと平田椅子製作所の2社が立ち上げました。ブランドの立ち上げ時に参加デザイナーを諸富町に招き、日本の文化や伝統・職人の技術をもとにブランドの世界観をつくっているため和の要素が散りばめられた日本人にとって親近感のある家具ラインナップになっています。また起用されているデザイナーは北欧出身が多く、北欧のデザイン哲学も組み込まれたデザインが多いため北欧インテリアにも相性バツグンです。
ARIAKEの生まれの地である諸富町は家具の町として産業を発達させており、その中で蓄えた技術とノウハウを駆使して質の高い家具を生産しています。日本有数の家具産地として知られている福岡県大川市と筑後川を隔てて隣り合う立地から家具産業を発展させており、その技術は日々進化しています。
出典:FLYMe
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回はインテリアの質を格上げするシンプルモダンな椅子をご紹介しました。日本の高い加工技術をもった職人による高品位なmade in Japanデザインは海外でも高い評価を受けています。少し値が張るかもしれませんが、一生付き添ってくれる良い家具として遜色はありません。
良い椅子選びができますように。最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント